他人の目・世間体

こんにちは。ギャンブル依存症のゆーじです。

 

私は小さいころからマイペースで他人からの評価などは気にせず、何も気にせず自由に生きてきた、つもりだった。

 

しかし、それは自分がそうなりたいと願う振る舞いを、必死で取り繕って行動してきたに過ぎない。

 

ずーっと背伸びしつづけていたのだ。

 

本当は他人からどう見られているのか異常に気になっていたし、世間体というものも非常に気にしていた。

 

そこに精神の自由は皆無だった。

 

私の時代はまだ、良い高校→良い大学→大きな会社→結婚して家庭を持つ→定年まで同じ会社で勤めるというのが人の幸せの王道とされてきましたので、私もこのレールから脱線することは許されないと脅迫的に感じていました。

 

ところが、会社に入って結婚してからは自分の人生に違和感を覚え始め、自分の人生を生きていない感覚に陥り、仕事と家庭のストレスがMAXを超えて、31歳のある日とうとう精神が壊れてしまいました。

 

そこからは坂道を転げ落ちるように、鬱病・離職・離婚・多重債務・自己破産などなど、「幸せのレール」から脱線しまくって今に至ります。

 

レール脱線から17年ほど経ちますが、そこで思うことは、いかに昔の自分は自身の感情を押し殺して所謂世間体を気にして生きてきたのか?

 

そもそも、世の中の価値観がどんどん変化していくのに、世間体を気にする必要性がそこまで重要だったのか?

 

これは家族や財産など全てを失ってから初めて気が付くものなのかもしれない。

 

いや、それは私のような人間だけか。

 

今は、衣食住が揃っていて、小さい会社だがちゃんと仕事もある、パートナーにも恵まれている、これで十二分に幸せを感じる。本当にありがたい。

 

昔気にしていた世間体・価値観などは私にとってハードルが高すぎたのだ。

 

私はそんなにハイスペックな人間ではない。

 

背伸びし続けて疲れた今、地に踵を下ろしてリラックスして生活できている。

 

あとはギャンブル依存症という厄介な病気を回復させる作業をコツコツと頑張っていく。

 

回復した後の素晴らしい景色を見てみたい。